柳想鐵、蔚山復帰へ。
「Kリーグ復興に最善尽くす」 柳想鉄が入団会見
Kリーグ・蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)への復帰を決めた柳想鉄(ユ・サンチョル/34)は「蔚山で選手生活を終える覚悟を持ち、低迷しているKリーグ復興に最善を尽くしたい」と抱負を語った。
会見に先立って行われた調印式では、94年に蔚山に入団した当時から、プロリーグと韓国代表でつけてきた背番号「6」のユニホームを渡された。
−古巣に戻った感想は。
「とてもうれしい。とても世話になった蔚山以外の国内チームは考えられなかった。日本に残りたい気持ちもあったが、故国に戻り、Kリーグ復興に微力ながら役立つべきだと考えた」
−Kリーグ低迷の原因は何だと思うか。
「選手はファンの声援を力にプレーする。それだけ選手はすばらしい試合を見せなければならない。誰に原因があるというよりも、みんながもう少しサッカーを愛するべきだと思う」
−日本で得たものと失ったものは?
「練習施設やJリーグの雰囲気など、全ての条件が選手中心になっている点は学ぶべきことだ。その反面、日本では外国人選手だったため、冷酷な現実と孤独に苦しんだ」
−最近、負傷でコンディションがよくないというが。
「全て治った。あとはKリーグ開幕に向けて体を作っていきたい」
−蔚山で現役を終えるのか。
「2年契約を結んだが、気持ちとしてはあと4〜5年プレーしたい。蔚山に世話になった分を後輩たちに返すため、最後だという覚悟でプレーしたい」
−今の韓国代表にアドバイスするなら?
「若い選手が情熱的で、闘志に満ちているのはいいことだ。しかしチームをまとめる中心的な選手がいない。洪明甫(ホン・ミョンボ)先輩のような選手が必要だ」
−だからこそ、W杯最終予選初戦(2月9日)を前に、柳想鉄に対する期待が高まっているが。
「今のコンディションで期待に応えられるかどうか分からない。あまり欲張りたくはない」
−今後の目標は。
「蔚山をKリーグ優勝に導きたい。そして、W杯ドイツ大会で韓国がサッカー強国であることを立証するために先頭に立ちたい」
>日本では外国人選手だったため、冷酷な現実と孤独に苦しんだ
隣国とはいえ外国でのプレイというのは、我々の想像以上のストレスがあるのでしょうね。
助っ人という立場故、怪我からの復帰を待って貰えなかったというのも、この発言に繋がったのかもしれません。
全文は、朝鮮日報で。