神戸戦後 木村監督コメント(J's GOALより)

 今シーズンの初勝利をこういう形で迎えられて、ホッとしている。ヤマザキナビスコカップを含めて、負けと引き分けが続いていたが、内容は悪くなかった。
 神戸が、システムを変えて臨んでくるだろうと考えていたので、立ち上がりは相手を見ていくようにと指示していた。その指示どおりに相手を見ながらも積極的に行って、渡邉が素晴らしいシュートを決めてくれた。その後10分間ぐらいは、どちらに転ぶか分からないような展開だった。そしてCKから決定的なヘディングシュートを打たれたが、榎本がよく防いでくれた。あれが大きかった。今までなら、あそこで1−1に追いつかれて、リズムがつかめなくなる展開だっただろう。選手たちは、先週の新潟戦もそうだが、勝ちたい気持ちを前面に出して、集中力を切らさなかった。

 ハーフタイムで、今までの引き分けや負けの教訓を生かさなければダメだ、と言った。立ち上がりに失点してしまったら、浮き足立ってしまうぞ、とも話した。後半、4点目を奪ってからは落ち着いてゲームが見られた。
 丁東浩は、いいパフォーマンスだったが、足をつったということでためらうことなく天野に交代した。また金井、齋藤という若手も使ったが、のびのびとプレーしてくれたと思う。

 ただ、喜んで浮かれていいのは一瞬だけ。次のアウェイの鹿島戦がすごく大事になる。
 
Q:山瀬功が、非常にいい動きだったのではないか?
 まだ、彼のベストコンディションではないかもしれないが、責任感の強い男なので、試合に出たいという気持ちが強く伝わってきた。前半の彼の挙げた2点目が大きかったし、彼の突破できる力がすごく大きいということも感じた。次の試合まで、さらにコンディションを上げてくれればと思っている。