FCバルセロナ戦後 早野監督コメント(J's GOALより)

 リーグ戦もあり、日程的には苦しかったが、我々はこの試合に向けていくつかのプランを立てて、トレーニングし、今日のゲームでそれを遂行した。プレスはかからなかったが、選手たちは継続してトライしてくれたと思う。シュートの精度、クロスの精度という課題は、この試合でも明確になった。バルサのスリートップは、本気を出してくれなくて助かった。本当のスピードは、あんなものではないはず。相手の強力な3トップに対しては、4バックでしっかり対応するようにと指示をしていた。1対1でどれだけ守れるかは、選手たちが肌で感じてプレーしてくれればいいと考えていた。

 後半、ロナウジーニョがツートップの下に位置して危険なラストパスを送るシーンが増えてきたが、河合にはマークにつくのではなく我々のゾーンでのディフェンスをするようにとアドバイスした。このように世界のトップレベルと対戦する機会をつくってくれたバルセロナの選手や関係者に感謝したい。このようなチャンスはめったにないだけに、この試合の経験を活かして、チームのさらなるレベルアップにつなげたい。