山瀬功、山瀬幸兄弟ボランチ誕生?

 岡田武史監督(48)は、兄の功治(23)を広島戦で232日ぶりに先発復帰させる考えを示す一方、この日のフォーメーション練習で実弟の幸宏(21)とダブルボランチを組ませた。弟はまだリーグ戦出場経験はないが、右ひざ打撲で2試合連続欠場中の奥大介(29)の回復次第では、兄弟ボランチが見られそうだ。

 ACLに登録されずリーグ戦に集中する功治と、主力の離脱でリーグ戦初先発を狙う幸宏がこの日の練習でダブルボランチを結成した。両選手とも守備が得意ではなく、岡田監督は「本当に2人が組むなら怖くて仕方ない」と冗談めかして話しながらも、同時出場については「毎日がテスト。全員にチャンスがある」と話した。

 練習場で話すことは少ないが、電話連絡を取り合い、4月には2人で食事した。功治は「弟との関係はこれから」と新たなきずなの構築を目指す。

 またこの日のフォーメーション練習には、Jリーグ規約第42条「最強のチームによる試合参加」に抵触しないよう主力6人がメンバー入り。小山GMも広島戦の“主力温存”についてJリーグ側の了承を取っていることを明かした。
デイリースポーツより)

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2人が同じチームでピッチに立つのは兄が小6、弟が小3の時以来のこと。お互いを「オイ」「ヘイ」と呼び合う2人は、ふだんからサッカーの会話はほとんど交わさない。弟幸宏が兄弟同時出場について「別に意識はしていない。チーム状況が悪いので流れを変えたい」と淡々と話すように、特別な感情はない。

「まぁ、実現するかもね。不安で仕方ないけど」と笑顔で話す岡田監督も、広島戦で流れを変えるプレーを期待する。
ニッカンスポーツより)