木村浩吉監督 就任コメント

いつも横浜F・マリノスを応援いただきありがとうございます。本日行われました、新監督就任発表記者会見における木村浩吉監督のコメントは以下の通りです(要約)。
 
木村浩吉監督

 今年の練習、公式戦とずっとチームに帯同してきました。前監督のやり方が間違っているということではないのですが、こうするといいのではないかと気づいた部分がいくつかありました。時間があまりないのですが、公式戦を戦いながら、少しずつ修正して、ひとつずつ上の順位を狙えるように頑張りたいと思います。
 F・マリノスの選手は、日本代表をはじめ、各世代の代表候補選手もそろっており、他チームと比較しても決して見劣りはしません。しかし、そんな能力の高い選手たちが、勝てない、また引き分けが続いたことで自信を失っています。まず、その自信を取り戻してあげたい。今日、選手たちに、そのことを話しました。何かきっかけをつかめたなら、自信を取り戻すことができて、連勝できる、また連敗しないチームになれるでしょう。
 戦術的には、バランスを崩して攻撃を仕掛けて、逆にカウンターを受けてピンチを招くシーンが非常に多く見受けられました。象徴的だったのが第5節の名古屋戦で、何度となく攻め込むシーンがありながらも、結局0−2で敗れています。昨日の新潟戦で打った26本のシュートにしても、バランスがよくない状態で打ったものも少なくありませんでした。その部分を修正していきたいと思います。
 そして選手たちには、誰かのためではなく、まず自分のためにやってくれということも話しました。まず個人が活躍することがチームのためになり、クラブのためにもなると思うのです。その意味でも、まずチーム内で競争してレギュラーを勝ち取ってくれ、と言いました。
 次の神戸戦まで、中二日しかありません。今日はリカバーをして、明日は試合前日ですから大きな修正はしません。紅白戦もやらないつもりです。でも、雰囲気と技術的なことを2、3変えるだけで、たぶんチームがガラリと変わるのではないかと思います。またゲーム前のミーティングでは、少し戦術の話をするつもりです。
 補強については、選手一人ひとりの能力は決して他チームに劣ってはいないのですから、当面はチーム内部の問題を取り除いていくことに専念します。その意味で、今のところは考えていません。

 
オフィシャルより)

スポーツナビに、もう会見の細部まで書かれた記事が載せられています。「横浜F・マリノス会見