中澤、右ひざ関節炎

 10日夜に診察した平沼ドクターは「右ひざの前側の打撲による関節炎。かなり腫れていて、痛みがあり、強い炎症が見られる」と説明した。治療はアイシングなどで施すが、通常ならば全治まで3週間程度かかるとの見通しだ。中沢は「世界との真剣勝負を前に、チームがひとつになっているときに離れるのはつらい」と、心境を吐露した。復帰は7月2日のJ再開(対大分戦)がメドになる。
 中沢の右ひざの裏には、今春から患う疲労性の関節炎も残る。「無理をしてやっていることはジーコも分かってくれていたし、完ぺきに治して戻ってこいと言ってくれた」
(全文は、スポーツ報知で)

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 チームメートを見送った中沢は「世界の真剣勝負に出られないのは残念。治療に専念する。みんなには頑張ってくださいとしか言いようがない」と沈痛の面持ちで語った。
 最初に違和感を覚えたのは3月。横浜でアジア・チャンピオンズリーグ出場のため、インドネシアへ遠征している最中に水がたまった。そのときから「試合前は痛み止めをのんで」(中沢)だましだましプレーを続けた。
 ところが3日のバーレーン戦で相手選手と接触して右ひざから着地。W杯本大会出場を決めた8日の北朝鮮戦は「北朝鮮戦を取るか、コンフェデ杯を取るかという決断」(森川ドクター)で、痛み止めをのんで出場。
 「大事な試合でケガ人を出場させるのはジーコ監督にとってもかけ。それに応えたかった」と中沢は振り返ったが、その代償は小さくなかった。
(全文は、スポニチで)