広島戦後 選手コメント(J's GOALより)

塩川岳人選手

「試合になかなか出るチャンスがなかった。だから、試合に出た時に結果を残すことが一番大切なことだと思っていた。試合に出られない悔しさは、皆が経験することだと思う。ただ、その辺を岡田監督がうまく引き上げてくれていたので、『出られないから』という気持ちではなく、毎日の練習を頑張れた。それが形になって、よかった。

メンバーが9人変わったといっても、今日出たメンバーも錚々たるメンバーなんで、気にしていなかった。それに、もし負けたりしたら、叩かれるなと思っていた。だから、勝てて良かった。

 今日は、ゴールという形がとれたんで、満足している。これからも、試合に出る機会があったら、またこれからも日々努力して、モチベーションを落とさず頑張っていきたい。今日は、今までで一番うれしい日になると思う。この年にしてね(笑)。今まで頑張ってきて、よかった」

 
中澤佑二選手

「今までスタメンだった人が今回出ていないということで、サブだったメンバーが本当にチームのために一生懸命頑張った。その結果が、この勝利だと思う。特に若い選手たちが90分集中して、みんなが誰かのために頑張るという気持ちが強かった。

毎試合、勝たなきゃいけないという気持ちでいる。僕らが今年の目標にしていることは、ACLアジアチャンピオンズリーグ)を取りにいくことはもちろん、Jリーグの優勝も目指しているのだから。毎試合、みんなよく集中していたと思う。特に今回は、(先発の)11人だけじゃなく、後から入って来た選手も含めて集中していた。これからも、こういった試合続けて、一歩一歩、前に進んでいきたい。

膝に関しては、完治したわけではない。でも、チームがこういう状態だしね。今まで頑張った選手が今回は休むということで、(彼らの)気持ちを僕らが引き継いだわけだから、負けるわけにはいかなかった。僕はけがをしていますけれど、気持ちの面では負けないつもりでいた。この勝利は、チームにとって非常に大きい。特に若手にとっては、良い経験になった。マリノスの求めているチームのベースというか、全員が良い方向に向かっている、これからも、今日試合に出たメンバーも含めて、1試合1試合頑張っていきたい。

ACLの試合については、現地に着かなければどういう状況かわからない。ただ今日については、久しぶりに勝ったということで、皆と一緒にこの勝利を分かち合いたい。

(1万ゴール?)そんなことを話すようなチーム状態ではないから。上にいるチームはそれを狙ってもいいと思うけれど、僕らは今、下の方(の位置)。そんなこと言っているチーム状態ではないので、いかに新しく入ってきた選手に、気持ちよく思い切りできるような環境を作ってあげること。それが、(中西)永輔さんもそうだけど、僕らベテランの責任だと思っている」